ゲートで後手を踏みながらも上がり最速の末脚で差し切ったミシシッピテソーロ(撮影:下野雄規)
6月26日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦(5R・芝1600m)を快勝したミシシッピテソーロ(牝2、美浦・畠山吉宏厩舎)は、8月6日に新潟競馬場で行われるダリア賞(2歳・OP・芝1400m)へ向かう。
ミシシッピテソーロは父ダノンバラード、母ハピネスフォーユー、母の父A.P. Indyという血統。半姉は2019年関屋記念(GIII)2着、2018年のマーメイドS(GIII)、2019年の京都金杯(GIII)と阪神牝馬S(GII)で3着の実績があるミエノサクシード。
父ダノンバラードはDevil's Bag、Rahy、シングスピール、ダノンシャンティなどを輩出したBalladeの牝系に属する良血馬。自身も重賞2勝、2013年宝塚記念(GI)でゴールドシップの2着などの実績を持っており、現役引退後、2016年にレックススタッドで種牡馬入りした。後に海外のオーナーに購買され、イギリスへ渡英。ディープインパクトの後継種牡馬として初めてイギリスで供用された。その後、2018年にビッグレッドファームが買い戻し、2019年より再び日本国内で種牡馬生活を送っている。
ミシシッピテソーロはダノンバラードが日本へ戻った後に送り出した、2020年生まれの産駒。デビュー戦ではゲートで後手を踏みながらも、道中10番手追走から上がり3F最速の末脚を繰り出して、後続に1馬身差をつけて快勝している。