アルコールフリー(右)が、逃げるネイヴァルクラウン(左)を差し切り優勝(提供:At The Races)
現地時間9日、英・ニューマーケット競馬場で行われたジュライカップ(3歳上・G1・芝直線1200m)に、日本からキングエルメス(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が参戦。鞍上は坂井瑠星騎手が務めた。
レースは、先団の後ろでレースを進めたR.ホーンビー騎手騎乗のアルコールフリー(牝4、英・A.ボールディング厩舎)が、逃げるネイヴァルクラウン(牡4、英・C.アップルビー厩舎)を差し切り、これに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分09秒47(良)。キングエルメスはゲートで後手を踏み、道中で位置を押し上げるも11着での入線となった。
【坂井瑠星騎手のコメント】
「ゲートの出は少し遅かったですが、すぐにリカバリーできたので問題はありませんでした。日本よりもテンのペースは遅く、ポジション取りは自然とあの位置になりました。
残り400メートルで手応えが厳しくなりましたが、その後も頑張ってくれました。状態はフレッシュでしたが、レースのスタイルが日本とは異なりました。これからレース内容を分析して次走に活かしたいと思います。
日本では遅い時間のレースとなりましたが応援ありがとうございました」
【矢作芳人調教師のコメント】
「現時点では明確な敗因はわかりませんが、ペースがそれほど速くない中でも、早めに手応えがなくなってしまいました。
スピード面では負けていませんでしたが、もう少しパワーが必要なのかもしれません。
今日のレース内容をしっかり分析して、次走では巻き返しを図りたいと思います」