レッドホースがシャンパンエニワンの2022を3億2000万円で落札(写真提供:日本競走馬協会)
12日、北海道苫小牧のノーザンホースパークにて「セレクトセール2022」の2日目が開催された。
当歳セッションとなるこの日は236頭が上場され、225頭が落札。売上は128億9250万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、従来の最高額である109億2300万円(21年)を18.0%も上回る結果となった。また、前日の1歳セッションと合わせた2日間の総売上も、従来の最高額225億6100万円(21年)から約14.1%増の257億6250万円を記録した。落札率は95.3%、1頭平均は5730万円だった。
1億円を超える高額落札馬は28頭で、中でも最高落札額となったのが「シャンパンエニワンの2022」(牡、父ドゥラメンテ)。レッドホースにより3億2000万円で落札された。ドゥラメンテは昨夏に早世しており、現当歳が5世代目にして最終世代となる。
3億円以上は他に3頭。「アウェイクの2022」(牡、父ブリックスアンドモルタル)が国本哲秀氏に3億1000万円で、「モシーンの2022」(牡、父エピファネイア)が(株)ヴェルに3億円で、「ラルケットの2022」(牡、父サートゥルナーリア)が金子真人ホールディングス(株)に3億円で落札された。
2019年の皐月賞などGIを2勝したサートゥルナーリアの初年度産駒は計14頭が上場され、そのうち3頭で1億円を超える値が付けられた。新種牡馬の産駒は他にも、天皇賞・春連覇などGIを3勝したフィエールマンの産駒「シャンブルドットの2022」(牡、父フィエールマン)が2億1000万円、マイルGIを3勝したアドマイヤマーズの産駒「トレジャリングの2022」(牡、父アドマイヤマーズ)が1億4500万円で取引されている。
牝馬の最高額は「シーズアタイガーの2022」(牝、父エピファネイア)の2億8000万円だった。