「セレクトセール2022」(12日、ノーザンホースパーク)
当歳馬236頭が上場された2日目のセリで、ひときわ注目を集めたのは
サートゥルナーリアの初年度産駒。「
ラルケット22」(牡)が3億円で落札されるなど活況だった。また、21年急死した
ドゥラメンテのラストクロップもバイヤーたちから人気を集め、「
シャンパンエニワン22」(牡)が、この日の最高額となる3億2000万円で取引された(※価格は全て税抜き)。
2日目・当歳セールの落札総額は128億9250万円。21年の109億2300万円を大幅に塗り替える史上最高額だった。2日間合計の257億6250万円も史上最高で、両日の落札率は95・3%。コ
ロナ禍や円安などの社会情勢を全く感じさせない記録的な盛況ぶりだった。
セールを主催する日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「明らかに予想をはるかに超える結果」と満面の笑み。購買率の増加についても、「究極に近い」と総括した。22年で25回目を迎え、世界からも注目されるセリに。「これで日本の馬が凱旋門賞に勝つことがあれば、さらに評価も上がっていくんじゃないですか」と語った。