「新馬戦」（２３日、福島）

　福島最終週にビッグな波を巻き起こすか。サトノウェーブ（牡２歳、父ジャスタウェイ、美浦・田中博）が２３日福島５Ｒ（芝２０００メートル）にスタンバイ。６月上旬の入厩から十分過ぎるほどの調教本数を重ね、態勢を整えてきた。田中博師は「性格が穏やか過ぎるのでデビューを２週延ばしたけど、だいぶ中身も整ってきましたね。ポテンシャルも悪くないですよ」と上々の仕上がりを伝える。

　２０日の美浦坂路ではレースでも騎乗する戸崎圭を背に、４Ｆ５４秒８-３９秒７-１３秒１を計時して僚馬と併入フィニッシュ。「心肺機能が高くて、長めの距離が合いそう。タフさがあるので、（最終週の荒れた）馬場もこなせる」と指揮官の手応えは十分。デビュー戦をＶで飾り、飛躍への第一歩を踏み出す。