JRA通算1200勝を達成したミルコ・デムーロ騎手(撮影:下野雄規)
30日に新潟競馬場で行われた3歳未勝利戦(3R・芝1400m)は、2枠3番のレッドアヴァンティ(牡3、美浦・尾関知人厩舎)が道中5番手追走から直線で抜け出し、後続に1馬身差をつけて快勝。鞍上のM.デムーロ騎手はこの勝利により、現役16人目となるJRA通算1200勝を果たした。
M.デムーロ騎手は1979年1月11日生、イタリア出身の43歳。1997年から4年連続でイタリアリーディングジョッキーに輝いた。1999年に初来日を果たし、2003年にはネオユニヴァースの鞍上を務め牡馬クラシック二冠を達成。外国人騎手初となる日本ダービー制覇を果たした。その他、ヴィクトワールピサとのコンビで2010年の有馬記念と2011年のドバイワールドカップを制覇するなど活躍。
2015年3月1日付でJRA所属騎手となり、牡馬クラシック二冠馬ドゥラメンテ、菊花賞馬キセキ、桜花賞馬ジュエラー、2018年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いたルヴァンスレーヴなど、さまざまな名馬の鞍上を務めている。2022年7月時点でJRA重賞104勝、うちGI・34勝。
【M.デムーロ騎手のコメント】
「1200勝まで時間はかかりましたけど、達成できたことはすごく良いことで、もっと勝ちたいです。
先週も小倉で人気の馬に乗っていて、小倉で達成できたらすごいと思っていましたが、日本の騎手になってから、新潟でもたくさん活躍することができていましたし、お客様もとても温かいので、新潟で達成することができて気持ちが良いです。
これからも一生懸命頑張りたいです。いつも応援してくれる人は、とても温かいと感じています。本当に感謝しています」
(JRAのホームページによる)