「エルムＳ・Ｇ３」（８月７日、札幌）

　昨年の覇者スワーヴアラミスが今夏も北海道に上陸。昨年は函館、今年は札幌で同一レース連覇を目指す。須貝師は「体調は安定している。前走の帝王賞でも見せ場をつくった。相性のいいレースで改めて」とＶへの手応えを口にする。

　昨年の２着馬オメガレインボーもリベンジへ向けて調教のピッチを上げてきた。横山和は「１週前の動きや反応は良かった。課題は最後の詰め。リズム良く運んで、最後にひと押しできれば」と逆転Ｖをもくろむ。

　番手から運ぶ味のある競馬で大沼Ｓを快勝したアイオライトにも注目だ。「序盤さえ気分良く行ければしぶとい。重賞でもうまく息が入れば」と武藤師は再度好勝負に意欲。

　地方在籍時から数えて破竹の８連勝でオープン入りを果たしたブラッティーキッドの走りも興味深い。初の重賞挑戦に、中尾師は「甘くはないだろうけど、状態は変わらずいい。このメンバーを相手に、どこまで通用するか」と期待を込める。