今春の中山グランドジャンプは2着だったが、ソレイユJSと阪神JSで連勝中の
ネビーイーム(栗東・佐々木晶三厩舎)。次走は中山大障害(12月27日・中山障害4100m)への出走を予定しており、今朝4日はレースに向けた追い切りを行っている。
小牧加矢太騎手が騎乗して、障害角馬場で入念に運動した後、CWへ入場。平地競走では勝ち上がることができず、障害でもじわじわと実力をつけてきた馬だが、今では馬場入り時に風格を感じさせてくれる。
ゆったりとしたス
トライドで走り出し、向正面では16秒台のラップを刻む。4コーナーを回るあたりで、少し
スピードに乗って、最後の直線はさほどギアが上がった感じはない。ただ、ラップはきっちりと速くなっていて、推進力抜群のフットワークでフィニッシュした。
時計は6F86.8〜5F70.3〜4F54.2〜3F38.2〜2F23.9〜1F11.9秒。これまでラスト1Fが11秒台をマークしたことは何度かあるが、それにしても、こんなに簡単にマークしたことには驚き。やはり以前よりも推進力が増していて、それが切れ味にも繋がっているのであろう。現時点でこれだけ動くことができていれば申し分ないのだが、来週以降の動きにも期待してしまう。
(取材・文:井内利彰)