通算3走目で初勝利を果たしたトーセンウォルト(撮影:山中博喜)
8月13日に札幌競馬場で行われた2歳未勝利戦(1R、芝1800m)を勝利したトーセンウォルト(牡2、美浦・小桧山悟厩舎)は、9月3日に札幌競馬場で行われる札幌2歳S (2歳・GIII・芝1800m)への参戦を視野に入れる。
トーセンウォルトは父トーセンレーヴ、母ペンネドゥピー、母の父タイガーヒル。従兄に2015年の京都新聞杯(GII)覇者サトノラーゼン、2017年のチャレンジC(GIII)覇者サトノクロニクルがいる血統。
7月17日に函館競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。続いて札幌競馬場の2歳未勝利戦に連闘で挑戦し2着に好走すると、前走は中団馬群から徐々に位置取りを押し上げ、最終直線で後続を1.3/4馬身差振り切って白星を挙げた。
父トーセンレーヴはGI馬ビワハイジの仔で、きょうだいにアドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルなどがいる良血馬。競走馬として2012年のエプソムC(GIII)を勝利するなど活躍し、通算33戦8勝の成績で現役を退いた。当初はエスティファームで乗馬入り予定と報じられていたが、その後に種牡馬となり、初年度産駒が昨年にデビューを果たしている。