【川崎・スパーキングサマーC注目馬】JpnI覇者3頭が激突! 川崎マイルで繰り広げられるアツい戦い

2022年08月25日 11:01

3年前に栄光を掴んだ地で凱旋勝利なるか(撮影:高橋正和)

 8月25日(木)に川崎競馬場で行われるスパーキングサマーカップ(3歳上・SIII・ダ1600m)。2004年創設のレースで、2007年からは地方全国交流競走として実施。各地の有力馬が集うマイル重賞となっている。

 5月に行われた川崎マイラーズ、昨月行われたスパーキングレディーCに続いて行われるマイル重賞。2020年の勝ち馬グレンツェントは同年の川崎マイラーズの覇者、昨年の勝ち馬サルサディオーネはスパーキングレディーCを制して続戦と、同じ川崎マイルの条件で活躍を見せた馬には注目したい。

 発走は25日(木)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

ヴァケーション(牡5、岩手・畠山信一厩舎)

 デビューから昨年の当レースまでは川崎に所属。2歳時には船橋の平和賞を制したほか、全日本2歳優駿でアイオライトテイエムサウスダンらを破って2歳王者に輝いている。今年の春、岩手競馬に移籍。転入初戦の赤松杯で2着と順調な滑り出しを見せ、続くシアンモア記念で約1年半ぶりの勝利を挙げた。前走のマーキュリーCでは単勝228倍の低評価を覆し3着に激走。岩手移籍で立て直したJpnIホースが古巣で凱旋勝利なるか。

アランバローズ(牡4、船橋・林正人厩舎)

 2020年5月に船橋競馬場で行われた新馬戦で勝利を飾り、年末の全日本2歳優駿まで無傷の5連勝。重賞3勝の圧倒的パフォーマンスを見せ、NARグランプリ2歳最優秀牡馬に全会一致で選出された。翌年には南関牡馬クラシックに参戦。羽田盃で2着に好走、続く東京ダービーを制して、3歳でも南関東の世代頂点に輝いている世代屈指の実績馬。今回は昨年12月以来の復帰戦。休養を挟んで立て直し、強靭な逃げ脚武器に久々の重賞タイトル奪取目指す。

スマイルウィ(牡5、船橋・張田京厩舎)

 古馬になってから本格化の兆しを見せ、今年に入ると素質が完全開花した。3月の京成盃グランドマイラーズは、JpnI馬カジノフォンテンなど14頭中10頭が重賞ウイナーという超強力メンバーが揃ったが、直線で力強く抜け出し重賞初制覇。続くマイルグランプリでは初の右回りに加えて、他馬より重い58kgの斤量のハンデを跳ね除け2着に好走している。今回は走り慣れた左回りで巻き返しを期す。

ファルコンビーク(牡5、川崎・内田勝義厩舎)

 3歳時は1200mの重賞にもチャレンジしたが、同年夏からはマイル路線へシフト。その後はコンスタントに勝利を重ねてA級入りを果たす。今年4月のトライアルを5馬身差で圧勝すると、本番の川崎マイラーズでも2番手追走から後続の追撃を振り切り重賞初制覇を飾った。マイル路線にシフトしてからは常に3番手以内でレースを運んでおり、安定した先行力は最大の武器。川崎マイラーズと同じ舞台で重賞2勝目を狙う。

 他にも昨年のJBCレディスクラシックで3着に好走したリネンファッション(牝5、浦和・川村守男厩舎)、2020年のかしわ記念覇者ワイドファラオ(牡6、大井・森下淳平厩舎)トライアルを快勝したジョーパイロライト(牡6、浦和・小久保智厩舎)などが出走予定。

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