昨年の南部杯で連覇を達成したアルクトス(提供:岩手県競馬組合)
前走のフェブラリーS(GI)で7着となり、その後体調が整わず予定していたドバイ遠征を取りやめていたアルクトス(牡7、美浦・栗田徹厩舎)は、10月10日に盛岡競馬場で行われるマイルCS南部杯(3歳上・JpnI・ダ1600m)で復帰戦を迎える。
アルクトスは父アドマイヤオーラ、母ホシニイノリヲ、母の父シンボリクリスエスという血統。
2017年10月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。翌2018年2月の未勝利戦を勝ち上がり、同年6月に条件戦を2連勝。続くレパードS(GIII)で5着に入線し、11月の錦秋S(1600万下)を逃げ切りオープン入りを果たした。
2019年4月のオアシスS(L)と5月の欅S(OP)を連勝して挑んだ7月のプロキオンS(GIII)で重賞初制覇を果たし、以後は古馬ダート重賞路線に出走を重ねている。2020年のマイルCS南部杯では前年覇者サンライズノヴァや同年のフェブラリーSで芝ダGI制覇を果たしたモズアスコットなどの強豪馬を相手にレコードタイムで押し切りJpnI初制覇。昨年10月に同レース連覇を達成した。通算成績は23戦10勝。