夏競馬を締めくくるハンデ重賞。サマーシリーズから転戦してくる馬、秋を目指して始動する馬などが集結し難解な一戦になりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/4(日) 新潟記念(3歳上・GIII・新潟芝2000m)
エヒト(牡5、栗東・森秀行厩舎)は5か月ぶりの休養明けとなった前走の七夕賞を早めに動ていく立ち回りで2馬身半差の圧勝。自身の重賞初制覇、鞍上の田中勝春騎手にとっては3年ぶりの重賞勝利となった。その勝ちっぷりからして、コースが替わるここも期待は十分。サマー2000シリーズ優勝を決める連勝を期待したい。
フェーングロッテン(牡3、栗東・宮本博厩舎)は昨年のスプリンターズS覇者ピクシーナイトの半弟にあたるブラックタイド産駒。目下白百合SとラジオNIKKEI賞を連勝中で、今回が古馬との初対決になる。連勝を伸ばして秋の飛躍につなげることができるか注目。
その他、前走七夕賞で2着など重賞で惜しい走りが続くヒートオンビート(牡5、栗東・友道康夫厩舎)、5月の新潟大賞典で2着のカイザーバローズ(牡4、栗東・中内田充正厩舎)、昨年の新潟大賞典勝ち馬サンレイポケット(牡7、栗東・高橋義忠厩舎)、連勝で関越Sを制したイクスプロージョン(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)、安田記念以来となるカラテ(牡6、栗東・辻野泰之厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。