現地時間2日、豪・イーグルファーム競馬場で行われたクイーンズランドオークス(3歳牝、豪G1・芝2400m)は、1番人気に推されたG.チャイルズ騎手騎乗のシンコウキング産駒・エスキモークイーン Eskimo Queen(牝3、豪・M.モロニー厩舎)がダグズメイト Doug's Mateに3.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分32秒66(稍重)。
勝ったエスキモークイーンは父シンコウキング、母Cold Type(その父Icelandic)という血統の新国産馬で、今回が重賞初制覇となった。
父シンコウキングは父Fairy King、母Rose of Jericho(その父Alleged)という血統の英国産馬。甥に今年の高松宮記念(GI)を勝ち、3日の安田記念(GI)に出走を予定しているスズカフェニックスがいる。94年に美浦・藤沢和雄厩舎からデビューし、97年高松宮杯(GI・芝1200m)など通算27戦8勝(うち海外1戦0勝、重賞1勝)の成績を残した。
引退後、98年から日本で種牡馬入りし、同年からシャトル種牡馬としてもニュージーランドへ渡る。現在は同国・パックストーンパークを拠点として種牡馬生活を送っており、産駒に03年ニュージーランドオークス(新G1)を勝ったブランブルローズ Bramble Roseなどを出し成功を収めている。