サウジアラビアロイヤルカップに出走するフロムナウオン(左)(カメラ・橋口 真)
東京11Rサウジアラビア
ロイヤルカップ・G3・馬トク激走馬=
フロムナウオン 父は
モーリス、サンデーサイレンス産駒の祖母ロージーミストは、朝日杯FS、NHKマイルC勝ち馬の
グランプリボス(牡、父サクラバクシンオー)を出した。
初戦は道中は促される形で3、4番手追走。4コーナーで加速に手間取ったが、直線は鞍上のムチが入るごとに脚を伸ばして鼻差V。追い切りで見せた迫力の動きからすると、やや物足りないレースだった。
津村騎手は「道中はハミをなかなか取らなかった」としながら「直線でエンジンがかかってからの走りは奥がありそうな感じ。広いコースのワンターンのほうが良さそう」と証言した。
9月8日に外厩・ノーザン
ファーム天栄から移動し、美浦のウッドチップ、坂路で時計8本。中間は
シュネルマイスター、
マイネルファンロンなどと併せて地力を強化した。走りを確認した手塚調教師も「広いコースの方がいい」と同調。狙いすました東京投入で大きなス
トライドを生かした差し切るシーンを描く。