好位から抜け出すスーパーアグリ(カメラ・高橋 由二)
10月10日の阪神4R・2歳新馬(芝1400メートル、
ロードアウォード出走取り消しで12頭立て)は、番人気の
スーパーアグリ(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父
リオンディーズ)が好位から抜け出し、デビューVを飾った。勝ちタイムは1分22秒2(重)。
軽く気合をつけると行き脚がつき、先行馬の直後を確保。4角をロスなく回って直線は前3頭の外に進路をとった。外の
コスモエポラールにいったん前に出られたが、最後の坂で振り切り、1馬身1/4差をつけた。
坂井瑠星騎手は「非常に真面目な馬で、センスのいい走りをしてくれました。しっかり馬の後ろで我慢をして競馬ができました。内容は良かったと思います」と振り返った。
矢作厩舎は土曜東京5Rの
タイセイクラージュ(芝1800メートル)、同阪神6Rの
コンティノアール(ダート1800メートル)、日曜東京5Rの
ミッキーカプチーノ(芝2000メートル)に続き、3日間開催に出走させた新馬4頭がすべて勝利した。トレーナーは「(調教は)みんなで併せ馬をやっていたので、レベルが高かったということでしょう」と笑み。
スーパーアグリについては「前向きさと操縦性があり、枠を生かしてソツのない優等生の競馬ができました。(適性は)マイル以下だと思います」と話した。