【川崎・鎌倉記念注目馬】北海道と南関東の一流厩舎が送り出す素質馬が覇を競う

2022年10月12日 12:53

重賞初制覇に挑むヒーローコール(撮影:高橋正和)

 10月12日(水)川崎競馬場で行われる鎌倉記念(2歳、SII、ダ1500m)。JBC2歳優駿や全日本2歳優駿へ向けての前哨戦となっている2歳重賞で、2018年に当レースを制したミューチャリーは後に地方所属馬として初のJBCクラシック覇者となった。また、昨年の覇者シルトプレは今年ホッカイドウ競馬の3歳2冠馬となっている。

 毎年ホッカイドウ競馬から有力馬が出走し、過去10年で南関東6勝・北海道4勝とほぼ互角の成績。今年も重賞・イノセントCの1、3着馬が参戦し南関東の素質馬と覇を競う。発走予定日時は12日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■スペシャルエックス(牡2、北海道・田中淳司厩舎)

 出走メンバーの中で唯一の重賞ウイナー。父ダノンレジェンドはダートグレード9勝の快速馬で、当馬は父譲りのスピードと粘り強さが武器。今年5月のデビュー戦を5馬身差で圧勝すると、続く2歳OPも勝利した。前走のイノセントCは4コーナーから続いた2着馬との叩き合いを制して重賞初制覇を飾っている。初の左回りと長距離輸送が鍵となるが、デビュー3連勝中の勢いに乗って、遠征でも結果を残したい。

■ヒーローコール(牡2、浦和・小久保智厩舎)

 トライアルレースを圧勝した期待馬。今年5月に浦和で行われた新馬戦を勝利で飾り、続く船橋の特別戦はハイペースの中で粘りこみ2着。浦和所属馬ながら次戦から川崎へ遠征を重ねて3連勝。記録した着差はそれぞれ「大差」、「2馬身半差」、「6馬身差」と、何れも完勝といえる内容で実績と経験を積んだ。当馬の父ホッコータルマエは川崎記念3連覇を飾った川崎巧者。父譲りの力強い走りで重賞初制覇に挑む。

■デステージョ(牡2、北海道・角川秀樹厩舎)

 逃げ差し自在な脚質を武器に重賞初制覇なるか。今年6月の新馬戦は逃げて9馬身差の圧勝を飾ると、続く2歳OP特別では道中10番手から鋭い末脚を発揮して2着好走。どこからでも競馬が出来るのは当馬にとって最大の武器だ。管理する角川調教師は、今年門別で行われた9つの2歳重賞のうち5つを制しており絶好調。好調厩舎の波に乗って遠征でビッグタイトル奪取なるか。

 その他にもデビュー3連勝を飾ったマクマホン産駒のサムタイムアゴー(牡2、浦和・小久保智厩舎)、トライアルの2着馬ウインドフレイバー(牡2、浦和・繁田健一厩舎)などが出走する。

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