87年の安田記念(GI)を勝ったフレッシュボイス(セン24)が、北海道日高町の日高シルバーホースファームで老衰のため12日に死亡したことがわかった。
フレッシュボイスは父フィリップオブスペイン、母シャトーハード(その父ダイハード)という血統。85年10月に福島でデビュー。翌年の3歳時はシンザン記念(GIII)、毎日杯(GIII)を連勝し、4番人気で出走した皐月賞(GI)はダイナコスモスのクビ差2着に好走した。その後も末脚を武器に中距離重賞戦線で活躍。4歳春の安田記念では大外一気の追い込みでニッポーテイオー以下に快勝したほか、87年日経新春杯(GII)、88年大阪杯(GII)なども制した。通算成績26戦7勝(重賞5勝)。
引退後、90年から種牡馬入り。日高軽種馬農協静内種馬場などに繋養されたが、目立った産駒は出せず01年に種牡馬登録を抹消。日高シルバーホースファームで余生を送っていた。