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【菊花賞】フェーングロッテンに備わるBMSの系統がタフな阪神の長丁場にマッチ 

2022年10月22日 12:20

宮本厩舎のフェーングロッテン(中)とボルドグフーシュ(右)

◆第83回菊花賞・G1(10月23日、阪神競馬場・芝3000メートル)

 京都よりタフな阪神の長丁場では勝ち馬に明確な傾向が出ている。20年以降の過去3年で実施された阪神・芝3000メートル以上の重賞は6鞍とサンプル数は少ないが、ブルードメアサイアー(BMS)には欧州系の重厚な血を内蔵している馬が多い。

 6頭のBMSを見ると、モティヴェーター(タイトルホルダー)とキングヘイロー(ディープボンド)が2勝で、アカテナンゴ(ワールドプレミア)とダンスインザダーク(ユーキャンスマイル)がそれぞれ1勝。距離体系が整備されてきた近年では、2000メートル前後で存在感を示すような種牡馬とは違うことが分かる。

 いずれも欧州の重厚な血統をイメージさせるラインアップだ。モティヴェーターはサドラーズウェルズからモンジューの流れをくむステイヤー色の強い血筋。産駒としても、凱旋門賞連覇のトレヴなどを送り込んだ。キングヘイローは自身が高松宮記念制覇など短距離でG1タイトルをつかんだが、凱旋門賞を制したダンシングブレーヴの直子でスタミナ色が強いタイプ。アカテナンゴも2400メートルを意識したドイツの長距離血統でジャパンC制覇のランドを送り出した。唯一の欧州系ではないダンスインザダークも菊花賞を制したようにSS系でも数少ない長距離志向が強いサイアーだ。

 このようにスタミナ色の強い母系のアシストが阪神の長丁場では欠かせない。今年のメンバーで注目したいのは、成功例もある母の父にキングヘイローを持つフェーングロッテンだ。春のクラシックは間に合わず、白百合S、ラジオNIKKEI賞を連勝。古馬相手の新潟記念で3着に好走した戦績は、今年のメンバーなら胸を張れる。いまのところ長距離のイメージはないが、ダンシングブレーヴから紡がれたタフな血の覚醒を待ちたい。

 また、アスクビクターモアのBMSもスタミナ色が強いレインボークエストで、天皇賞・春を制したサクラローレルの父でもおなじみ。しかし、これまでBMSとして活躍した産駒にはバンブーエールコスモサンビームなど短距離系が目立つ。ダービー3着の実力は見逃せないが、過去の傾向を打ち破る結果を見せてくれるだろうか。

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