【船橋・平和賞注目馬】ビッグレースへの登竜門 無敗の重賞馬誕生なるか

2022年10月26日 11:00

平和賞に出走するサベージ(撮影:高橋正和)

 10月26日(水)に船橋競馬場で行われる平和賞(2歳・SIII・ダ1600m)。南関東で最も古くからある重賞の1つで、今年で68回を数える伝統の一戦だ。

 現在では全日本2歳優駿へのステップレースとなっており、全国から素質馬が集う。発走予定日時は26日(水)の20時05分。主な出走馬は以下の通り。

■グロリオサ(牡2、北海道・角川秀樹厩舎)

 インカンテーション産駒初の重賞制覇を懸け道営から遥々遠征。父は重賞6勝を挙げ、ダートの第一線で活躍。初年度産駒は26頭と少ないが、中央地方合わせて既に11頭が勝ち上がっている。1100mで行われた6月の新馬戦でデビューし、同月末に行われた1600mの未勝利戦で初勝利。続く1700mのJRA認定競走を9馬身差で圧勝している。左回りコースと長距離輸送への適応力の有無がポイントとなりそうだ。

■スーパーファルコン(牡2、船橋・川島正一厩舎)

 父スマートファルコン譲りの快速馬で、2戦連続で逃げ切り勝ち。8月に行われた新馬戦は3コーナー手前で先手を奪うと、直線は他馬を大きく引き離して8馬身差の圧勝を飾る。続く9月の条件戦は好スタートからハナを奪い、直線は軽く仕掛けられると再び独走。ゴール前では森騎手が後方を確認するほど余裕十分の勝利だった。距離延長に対応出来れば重賞初制覇の可能性は十分。

■サベージ(牡2、大井・森下淳平厩舎)

 3戦連続で上がり最速を記録した強力な末脚が最大の武器。6月の新馬戦は道中最後方を追走し直線で全馬をごぼう抜き。続く7月の条件戦はクビ差で2着に敗れたものの、勝ち馬はその後無敗で重賞制覇しており、強敵相手にも健闘を見せた。前走も着差は僅かだが、直線は余裕たっぷりに抜け出し2勝目。初の遠征競馬でも自慢の末脚を活かせるか。

■ハーモニーロワ(牡2、船橋・新井清重厩舎)

 父コパノリッキーは1200mから2000mまで様々な距離で活躍を見せたが、当馬も父同様に距離適性の幅広さを顕示。ハナ差の接戦を制して1000mの初陣を白星で飾ると、続く1500mの条件戦はスタートから先手を奪い6馬身差で圧勝している。GI/JpnI・11勝と大舞台に強かった父譲りの勝負強さを重賞の舞台でも発揮したい。

 その他にもトライアルを勝利したマジデ(牡2、川崎・加藤誠一厩舎)、北海道から遠征のプルタオルネ(牡2、北海道・小国博行厩舎)、デビュー戦を勝利で飾ったセイントアレックス産駒のサンベルベッド(牡2、船橋・佐藤裕太厩舎)などが出走予定。

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