17日、阪神競馬場で行われた2R・3歳未勝利(ダート1200m)で、上村洋行騎手騎乗の4番人気エーシンエムシー(牝3、栗東・坂口正則厩舎)が優勝。この勝利がエイシンキャメロン産駒のJRA初勝利となった。
勝ったエーシンエムシーは父エイシンキャメロン、母がJRA1勝のエイシンミラン(その父Gulch)という血統。昨年6月にデビューし、10戦目での初勝利となった。通算成績10戦1勝。
同馬の父エイシンキャメロンは、父With Approval、母Above the Salt(その父Master Derby)という血統の米国産馬。現役時代はデビューから3連勝で98年デイリー杯3歳S(GII)を制し、朝日杯3歳S(GI)でも2着に入った。99年アーリントンC(GIII)で重賞2勝目を挙げ、NHKマイルC(GI)では1番人気に推されたが10着。その後は勝ち星を挙げることができず、01年キャピタルS(OP)11着を最後に引退した。通算成績21戦4勝(重賞2勝)。
引退後は浦河・栄進牧場で供用されていたが、1世代のみを残して種牡馬を引退。現在は、にいかっぷホロシリ乗馬クラブにて繋養されている。なお、地方ではキパルラ(牡3、川崎・内田勝義厩舎)、スミヨシリズム(牡3、大井・田中康弘厩舎)の2頭が勝ち上がっている。