2020年小倉大賞典勝利時のカデナ(c)netkeiba.com
2016年の京都2歳S(GIII)、2017年の弥生賞(GII)、2020年の小倉大賞典(GIII)を制したカデナ(牡8、栗東・中竹和也厩舎)がJRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道日高郡新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。2日、JRAがホームページ上で発表した。
カデナは父ディープインパクト、母フレンチリヴィエラ、母の父フレンチデピュティ。半兄に2009年の京王杯スプリングC(GII)覇者スズカコーズウェイがいる血統。
2016年9月に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2走目の未勝利戦を勝ち上がった。同年11月の京都2歳S(GIII)で重賞初制覇を果たし2歳シーズンを終えると、3歳始動戦のクラシックトライアル競走・弥生賞(GII)では単勝1番人気の支持に応えて重賞連勝を飾り、皐月賞・日本ダービーにも出走した。
3歳時の3月以降勝ち星から遠ざかっていたが、6歳時の小倉大賞典(GIII)で後方11番手の位置から上がり最速の末脚を繰り出して完勝。約3年ぶりに通算3つ目の重賞タイトルを手にした。その後も古馬重賞戦線に出走。続く大阪杯(GI)で4着、今年の小倉大賞典で3着となるなど存在感を示した。
通算成績は42戦4勝、通算獲得賞金は2億3081万5000円(付加賞を含む)。
(JRAのホームページによる)