ハーツイストワール(右)は3頭併せで力強い走り(撮影・園田高夫)
「アルゼンチン共和国杯・G2」(6日、東京)
札幌日経オープンを制した
ハーツイストワールは2日、美浦坂路での3頭併せで好調をアピール。重賞初制覇へ好ムードが漂う。
前走でオープン初勝利を挙げた
ハーツイストワールが、勢いに乗って重賞奪取に挑む。3カ月ぶりとなるレースへ向けた最終調整は美浦坂路。先行した
キングスウェイ(3歳未勝利)、
ドリームインパクト(6歳2勝クラス)を追走し、最後は内から2頭を追い抜いて半馬身先着。4F52秒6-38秒2-13秒0で駆け上がった。
動きを見守った国枝師は「オッケー。動きは上々だよ。時計も予定通り。体は十分できている」と納得の表情だ。6歳馬だが、キャリアはわずか16戦。馬の成長に合わせて大切に使われてきただけに、まだまだ伸びしろは十分にある。指揮官も「春よりも馬がしっかりしてきたね」と細める。東京コースでは9戦3勝、2着5回、5着1回と掲示板を外しておらず、「得意の東京なら重賞でも。ハンデは55キロだしね」とトレーナーも意欲を隠さない。好相性の舞台で遅咲きのハーツクライ産駒が大駆けを見せる。