ダート競馬の祭典・JBCは3日、8年ぶりの開催となった盛岡と門別で行われ、門別のJBC2歳優駿は9番人気の伏兵
ゴライコウが4角先頭から力強く押し切った。
中央所属の単勝9番人気
ゴライコウが、直線外から伸びて重賞初制覇。中央馬が去年に続き連覇した。走破タイムは1分53秒5で単勝1番人気の2着
ベルピットに2馬身半差をつけた。鞍上のホッカイドウ競馬所属の石川倭は「物凄くうれしい。この馬に乗せてもらい感謝している」と喜びを口にした。
門別に入ってから、調教で乗り馬の感触をつかんでいる石川倭は「自信を持ってゲートに臨んだ」。10番手と後方からのレースとなったが、ペースが落ちた向正面から徐々に進出すると、4角で先頭に並び直線一気に突き放し後続に影を踏ませない圧勝劇。
ゴール前で
ガッツポーズを決めた鞍上は「馬の能力を信じて強気に乗った」と振り返り、「今後もっと良くなっていくと思うので、頑張ってほしい」と期待を込めた。次走は未定。
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ゴライコウ 父
ホッコータルマエ 母プロフェシーライツ(母の父アフリート) 牡2歳 栗東・新谷功一厩舎 馬主・岡浩二氏 生産者・北海道新ひだか町の坂本智広氏 戦績4戦2勝(地方1戦1勝) 総獲得賞金4300万円。