BCクラシックも後続に8.1/4馬身差の完勝で、自らの引退に花を添えたフライトライン(c)netkeiba.com
現地時間5日、米・キーンランド競馬場で行われたBCクラシックを8.1/4馬身差で圧勝した現役最強馬フライトライン(牡4、Flightline)が引退し、来春よりレーンズエンドファームで種牡馬入りすることがわかった。6日、複数の海外メディアが報じた。
フライトラインは父Tapit、母Feathered、母の父Indian Charlie。アメリカのJ.サドラー厩舎の管理馬。
昨年4月のデビュー戦を13.1/4馬身差、9月に迎えた2走目の条件戦で12.3/4馬身差をつけて連勝し、G1初挑戦となった昨年12月のマリブS(米G1)では、G1初挑戦ながら11.1/2馬身差をつけての圧勝劇を披露。その後は後脚を痛めるアクシデントがあったものの、復帰戦のメトロポリタンH(米G1)では後続に6馬身差をつけて快勝し、パシフィッククラシックS(米G1)では今年のドバイWCを制したカントリーグラマー(牡5、Country Grammer)に19.1/4馬身差をつけて圧勝し、今回のBCクラシックには大本命として臨んでいた。
10月に発表されたロンジンワールドベストホースランキングでは、139というレーティングを獲得し、トップの座に君臨。これは、2012年にフランケルが獲得した140に次ぐ歴代2位の評価で、ダートを主戦場とした競走馬としては、米国で16連勝を達成しG1を11勝したシガー(Cigar)の135を4ポンド上回る記録となった。通算成績はG1・4勝を含む6戦6勝で、6戦合計で後続につけた着差は71馬身となった。