【エリザベス女王杯予想】今年も豪華メンバーが集結 古馬勢がやや優勢か

2022年11月13日 06:35

悲願のGI制覇に燃えるウインマリリン(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 昨年、一昨年に続き阪神競馬場で行われる牝馬限定GI競走。今年、距離適性を考慮されたソダシの名前こそないが、オールエイジの牝馬限定GI競走としては春のヴィクトリアマイルと肩を並べる最高賞金レースらしい豪華メンバーとなった。舞台となる2200mコースは秋華賞が行われた2000mと同じ内回りコース。スタート地点がスタンド前から、外回りコースの4角出口付近へと下げられることになる。同じ阪神コースを使用した秋華賞組からの参戦は【0-1-0-6】。これらを含め、過去10年で3歳馬は【2-4-2-27】。古馬混合の定量GI競走だけに、やや古馬勢は優勢か。

 ◎ウインマリリンは日経賞やオールカマーなどGII競走を3勝。距離適性、馬の個性などを尊重し、天皇賞・春にも出走して5着。前走札幌記念は天皇賞・秋4着ジャックドール、同2着パンサラッサに迫る3着だった。エリザベス女王杯は3年連続の出走となり一昨年は9番人気4着。昨年は3番人気16着だったが、レース後にジョッキーが下馬するシーンも。今年は背水の陣で挑む。

 〇ナミュールはチューリップ賞に勝ち、桜花賞は1番人気。秋華賞2着、オークス3着と世代を代表する1頭だ。春シーズンはゲートに不安を抱え、また小柄な馬だったために馬体重の維持に苦労していたようだが、20kg増えた体重で秋華賞2着には明るい将来が垣間見える。

 ▲デアリングタクトは一昨年の三冠牝馬でジャパンカップは3着。長期休養を経ての今シーズン、宝塚記念では勝ったタイトルホルダー、2着ヒシイグアスと遜色のない上がりタイムを記録して3着。復活を予感させただけに前走オールカマーは外々を回って追い上げた脚に見どころはあったが、馬場状態の良いインコースを通った馬たちに及ばず、伸びを欠いた。相性の良い阪神コースで巻き返しを期待したい。

 △マジカルラグーンは愛オークス馬。種牡馬として日本に輸入されたノヴェリストの半妹で、半兄マツカゼも競走馬として輸入されている。2歳8月に芝マイルG3に勝ち、今シーズンはロイヤルアスコット開催のG2リブルズデールS(芝11ハロン)に勝ち、愛オークスは早め先頭から押し切った。ガリレオ産駒で母の父はイルドブルボン直仔のラグナス。重厚な血統だが、その能力は無視できない。

 秋華賞を勝って挑む△スタニングローズと、R.ムーア騎手を迎えた△アンドヴァラナウト、△ウインキートスらも差はない印象を受ける。

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