牝馬 の頂点を決する「第47回エリザベス女王杯」は13日、阪神競馬場でゲートイン。V
チューバーの樫桜華(かしおか)エクア(年齢非公表)は◎
ピンハイで大勝負。目先のG1にとらわれない“馬優先主義”があっと驚く戴冠を引き寄せると読んだ。
こんにち
ワンダーパヒューム!95年の桜花賞馬は同年、3歳限定時代のエリザベス女王杯16着でした!ということでエリザベス女王杯。私の心をグッとつかんだのは(3)
ピンハイ!
隠れた実力馬です。桜花賞はゴール前、他馬と馬体をぶつけ合いながら5着。オークス(4着)では直線、肝心なところで進路がなくなって外に動く距離ロス。スムーズだったら
ナミュールに先着しての3着があったかもしれません。
パトロールビデオを見てもらえれば分かります。
ならば秋華賞こそ…と普通はなりますが、そこで焦らなかったのが陣営の凄いところです。春は馬体が減り続けました。そこでリフレッシュを優先させ、賞金不足を承知で
トライアルを使いませんでした。秋華賞は抽選対象になることもなく当然のように除外。自己条件の3勝クラス(西宮S)を勝って、ようやく賞金を積み、女王杯への出走にこぎ着けました。
この“馬優先主義”ぶりに藤沢和雄元調教師を思い出す方も多いのでは?実は開業前の技術調教師時代、田中克典師(35)は藤沢氏に師事していました。今、ちょうどスポニチでも藤沢氏の「我が道」を連載中ですね。藤沢氏の信条「1勝より一生」を田中克師は実践したのです。
そんな話をスポニチのデスクにしたら、実は2歳秋の赤松賞も馬の体調を優先させて自重していたと教えてくれました。そういう慎重な見極めがあって今回、万全の状態でG1に
トライできるのです。
リフレッシュ優先のかいあって西宮Sは12キロ増。全てが成長分というべきモリモリボディーでした。魅力は鋭い決め手とド根性。前走もラスト150メートル付近では「大丈夫かな?届くかな?」と思いましたが、最後にグッと伸びて差し切りました。中3週での臨戦は同じ3歳の秋華賞組と一緒ですが消耗度は少ないはず。
スタニングローズは秋3戦目で上がり目が薄いですが、こちらは秋2戦目という点も魅力です。
前走に続いて川田騎手が乗ってくれる点もいいですね。癖はつかんだはずで好枠2枠3番を生かしたロスのない騎乗が期待できます。今年、連対率45%。騎乗馬を厳選し、そして勝ってきた名手がG1で選んでくれた馬。胸を張れる出陣です。
ピンハイとはゴルフ用語で「
プレーヤーから見てピンの真横にボールが止まること」。カップインせずとも距離が正確だった
ナイスショットですね。エクアも(3)から
ナイスショットを決めます。
パカラッチェ!