エーティースピカは川端海翼騎手を背に1着でゴールする(カメラ・岩田 大補)
阪神2R・2歳未勝利(ダート1200メートル=14頭立て)で新人の川端海翼騎手=栗東・浜田多実雄厩舎=がJRA78戦目で初勝利を挙げた。4番人気の
エーティースピカ(牝、栗東・木原一良厩舎、父
タリスマニック)で逃げ切った。勝ち時計は1分13秒9(良)。
好スタートを決めると、積極的に先手を奪った。1馬身ほどのリードを保って直線に向き、さらに加速。みるみるうちに後続を突き放し、4馬身差で圧勝した。
9月9日に園田で行われたヤングジョッキーズシリーズ
トライアルラウンドでデビュー初勝利を挙げたが、栗東所属の新人では唯一中央で未勝利だった。「ゴール前でちらっと後ろを見て、(他馬が)いなかったので勝ったなと。地方でもうれしかったですが、もっとうれしかったです。同期でも栗東では僕だけで悪目立ちしていましたが、応援のおかげです」と笑顔。「もっと努力して力をつけて、がっしりした追い方をできるようになりたいです」と目標を掲げた。