藤田菜七子騎手は土日中山で7鞍 サイモンカリン「動きは今までで一番良くなっています」

2022年12月02日 10:33

藤田菜七子騎手

 藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、今週(12月3、4日)は中山で7鞍(土曜4鞍、日曜3鞍)に騎乗する。

 土曜2Rのサイモンカリンは初騎乗の前走が6着。道中は最後方から運び、最後までしっかり末脚を伸ばした。この中間は3週連続で追い切りに騎乗。「毎週のように乗っていてますが、今週の動きは今までで一番良くなっています。この馬なりに良くなってきていますね。しまいにいい脚を使えるので、展開次第にはなりますが、じっくりためながらいい競馬ができれば」と一発を狙う。

 同じく所属する根本厩舎の土曜3Rのアルマドゥーラは2戦連続2けた着順と結果が出ていないが、「追い切りでは結構動けているので、レースでもう少し頑張れてもいいはずなんですけどね。気持ちが前向きな馬です。左回りよりは右回りの方が良さそうです。少しでも前進できれば」と前を向く。

 土曜12Rのラングロワは過去に何度も騎乗歴があるパートナー。前走は浦和に遠征し初のダート戦に臨んだが9着に終わった。「前走は地方のダートが合わなかったようですね。体重の調整などが難しい馬と聞いていて、厩舎の方がいろいろ工夫して仕上げて下さっています。いい競馬をして、前進できればと思います」と巻き返しを期待。

 日曜7Rのフエキは初騎乗だった昇級戦の前走

が4着。好位のポケットで立ち回り最後まで懸命に末脚を伸ばした。「クラスが上がって流れが速くなり、前走はテンに行けなかったのですが、結果的に行かなくても競馬ができたのは収穫でしたね。パワータイプなので、福島よりは中山が合う印象です。前走の経験が生きれば前進できてもいいと思います」と好感触だ。

 日曜2Rのニシノセイランは今回が初めてのコンビ。「デビュー前に乗っていました。2歳にしては落ち着いていてしっかりしている馬という印象です。今回はダート替わりですが、合いそうな感じがしますね。いいところが見せられれば」と変身を願った。

【土曜中山】

1R  ダークンストーミー(牡2歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父サトノアラジン)

2R  サイモンカリン(牝2歳、美浦・根本康広厩舎、父ダンカーク)

3R  アルマドゥーラ(牝2歳、美浦・根本康広厩舎、父スピルバーグ)

12R ラングロワ(牝4歳、美浦・青木孝文厩舎、父マツリダゴッホ)

【日曜中山】

2R  ニシノセイラン(牡2歳、美浦・根本康広厩舎、父リーチザクラウン)

3R  シエルリーナ(牝2歳、美浦・根本康広厩舎、父バゴ)

7R  フエキ(牝3歳、美浦・和田正一郎厩舎、父ディスクリートキャット)

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