7日、福島競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気コスモビット(牝2、美浦・矢野進厩舎)が好位追走から直線で抜け出し、3番人気アトラスシーダーに3.1/2馬身差をつけ優勝。この勝利が新種牡馬アグネスデジタルの中央・地方を通じた産駒初勝利となった。勝ちタイムは1分11秒9(稍重)。さらにクビ差の3着には5番人気リネンエースが入った。

　勝ったコスモビットは、父アグネスデジタル、母エルプラティーノ(その父ジョリーズヘイロー)という血統。06年HBAサマーセールにて300万円で落札されている。6月16日のデビュー戦(福島・芝1000m)はルミナリエの4着だった。通算成績2戦1勝。

　アグネスデジタルは、父Crafty Prospector、母Chancey Squaw(その父Chief's Crown)という血統の米国産馬。現役時代は00年マイルCS(GI)、01年南部杯(交流GI)、01年天皇賞・秋(GI)、01年香港C(香G1)、02年フェブラリーS(GI)、03年安田記念(GI)を制すなど中央・地方・海外で幅広く活躍した。通算成績32戦12勝(うち地方8戦4勝、海外3戦1勝、重賞10勝)。引退後は新冠町・ビッグレッドファームにて供用され、初年度は163頭に種付けを行い、117頭が血統登録されている。