現地時間9日、仏・シャンティイ競馬場で行われたジャンプラ賞(3歳牡牝、仏G1・芝1600m)は、O.ペリエ騎手騎乗の1番人気ローマン Lawman(牡3、仏・J.ベギニェ厩舎)が、スタートから先手を奪って直線では後続を突き放し、5番人気ストーンサイド Stonesideに3馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分41秒20(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着に4番人気ゴールデンタイタス Golden Titusが入り、仏2000ギニー馬で2番人気のアストロノマーロイヤル Astronomer Royalはさらに4馬身差の4着に敗れた。
勝ったローマンは父Invincible Spirit、母Laramie(その父Gulch)という血統の仏国産馬。半姉に04年仏オークス(仏G1)を勝ったラティス Latice(父Inchinor)、半兄に05年パレロワイヤル賞(仏G3)を勝ったサトリ Satri(父Mujadil)がいる。05年の仏・ドーヴィルイヤリングセールにて75000ユーロ(約1000万円)で落札されていた。
昨年11月にデビュー勝ちし、5月のギシュ賞(仏G3・芝1800m)で重賞初制覇。前走の仏ダービー(仏G1・芝2200m)も勝っており、今回の勝利で重賞3連勝となった。通算成績6戦4勝(重賞3勝)。