12月18日(日)に阪神競馬場で行われる第74回朝日杯フューチュリティーステークス(GI)に出走予定の
グラニット(牡2 美浦・大和田成厩舎)について、追い切り後の大和田成調教師のコメントは以下の通り。
(前走サウジアラビア
ロイヤルカップは大逃げでしたが、振り返ってみていかがでしょうか?)「新潟2歳ステークスのレース内容から、
グラニットの良さの先行力と、先行した時の粘り強さを活かすためにはどうしたら良いのかということで、逃げの戦法に出ました。中途半端な逃げよりも、他馬を引き離した逃げの方がさらに持ち味が活きるかなと思い、オーナー、騎手と相談して、あの大逃げに打って出ました。粘り強さも発揮できましたし、脚色は劣りましたが、最後までしっかりと走ってくれていたので、力のあるところは、見せてくれたかなと思います」
(中間の様子は?)「前走の後、リフレッシュのために放牧しました。放牧したことによって、馬自身しっかりとした身の詰まった馬体で帰ってきてくれました。身が締まってきてくれたことによって、調教の内容もさらに良くなってきているので、良い休養と、良い調整ができていると思います」
(今朝の最終調整は、どんな内容でしたか?)「先週のウッドチップで、ある程度息と動きが良くなっているのを確認できたので、輸送もあるので、坂路で息を整えることと、残り1ハロンの反応を確かめるために今回は追い切りを行いました。少し馬場状態が悪かったのですが、それも苦にせず乗り手の指示に鋭く反応して、良い動きを見せてくれました。現状の力は出せる仕上がりになりました」
(阪神への輸送に関しては?)「デビューから、色々な競馬場に輸送をしていて、その際も特にカイ食いが悪くなったりとか馬体が減ったりすることもなく、輸送に関しては強いと思います」
(コースに関しては?)「右回り・左回りコースはあまり問わないタイプなので、どんな条件でも、走れると思います」
(当日は、この馬がハナを切ってレースを進めていくのでしょうか?)「明言は避けますが、ファンの皆様があっと驚く、
ハラハラドキドキするような競馬をさせたいなと思います」
(松山騎手にどんなレースを期待されますか?)「乗り難しい馬ではなく、騎手の指示に従順なタイプの馬なので、当日の馬の雰囲気を見て、色々と相談しながら決めたいなと思います」
(ファンに向けて抱負をお願いいたします)「競馬を見てくださるファンの皆さんに楽しんで馬券を買ってもらえるような、楽しい競馬をさせてみたいなと思いますので、よろしくお願いいたします」
(取材:小林雅巳、藤原菜々花)