今年のアルゼンチン共和国杯を制したブレークアップ(撮影:下野雄規)
12月25日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。強豪集う年末の大一番に
ブレークアップ(牡4、美浦・黒岩陽一厩舎)が戸崎圭太騎手とのコンビで出走する。
ブレークアップは父
ノヴェリスト、母リトルジュン、母の父クロフネという血統。
2020年10月にデビューし、翌2021年4月に初白星。2200m以上の長距離戦を中心に出走を重ね、2022年1月までに計3勝を挙げた。
4月に中山競馬場2500mで行われたサンシャインSでは、後のジャパンカップ覇者
ヴェラアズールに先着し2着に。東京2400mでのジューンSで同馬に惜敗したものの、着差は0.3秒であった。
続く六社Sを制してOP入りを果たすと、アルゼンチン共和国杯に出走。道中3番手から直線で抜け出し、重賞初制覇となった。通算成績は17戦5勝。
ブレークアップはこれまでに2400m以上のレースに6度出走し、複勝率は100%。アルゼンチン共和国杯は
ゴールドアクターや
スワーヴリチャードが制した出世レースである。3勝クラスで2度対戦した
ヴェラアズールに続き、GIの舞台で大ブレークを果たせるのか、その走りに注目である。