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モノセーラス(12月17日、阪神5R・2歳新馬、芝1200メートル=3着)
404キロと小柄な馬だけに良馬場とはいえ、午前中から雨が降っていた阪神の馬場は不得手だったはずだ。
パワーが必要な馬場だったことは、1分10秒9という勝ち時計も物語っている。しかも、最内枠から先手を主張しながら、外からピッタリとマークされ、その馬が勝負どころで手綱を動かしつつ、馬体を並べてきた。最内枠というのも厳しい条件だったと思う。
鮫島克駿騎手は「小柄な牝馬で、もう少し時計の出る馬場がいいですね。素直で性格はいい馬なので、その点は今後につながると思います」と評価。軽い馬場で
スピードを生かせば、すぐに勝ち上がれるだろう。(山本 武志)