栗東CWで文句なしの動きを見せたディープボンド(左)
「有馬記念・G1」(25日、中山)
昨年の2着馬
ディープボンドが、抜かりない仕上げだ。21日、川田を背に栗東CWでフィッシュボンド(2歳未勝利)、
ダフィネ(2歳新馬)と3頭併せ。直線は鞍上の手がほとんど動くことなく、抜群の手応えで最先着を決めた。馬なりでダイナ
ミックかつ軽快な脚さばきを披露し、6F83秒8-38秒8-11秒8をマーク。凱旋門賞で18着と大敗した影響は全く感じさせなかった。
大久保師は「競馬と同じジョッキーですから、目いっぱいではなく感覚に任せました。文句なしのいい動きでしたし、去年よりもいいと思います」と仕上がりに太鼓判を押す。2年連続の海外遠征で精神的に大きく成長。「普段から
リラックスしているのがいいですね」と目を細めた。
昨年は海外帰りで2着。「去年もあれだけの走りを見せていますから」と師も好勝負を意識する。10度目の挑戦で悲願のG1制覇へ-。視界は良好だ。