今夏から米国遠征中のミルコ・デムーロ(46)がデルマー開催を終えて一時帰国、3日は栗東トレセンで調教に騎乗した。

　今週は阪神、次週は中京→中山で騎乗することを明かし、年末はサンタアニタ開催に備えるため、再び渡米する。

　鞍上は「ジョッキーはいろんな国で、いろんな馬に乗ることが大事。そういう意味でリフレッシュできている。馬のレベルと、観客は日本が世界一で、アメリカは競馬の歴史が長い。比べる必要がないよね」と重みのある言葉。米国では4カ月半で27勝を挙げ、2つの重賞タイトルも手にした。リーディング争いを演じるほどの活躍ぶりで、その勢いのまま久々のJRA騎乗を楽しみにしている。「(ニュー・ミルコ？)お見せしたいね」と笑顔がはじけた。