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【有馬記念】2010年ヴィクトワールピサ フォーム改造で栄冠!6分の写真判定の末ブエナビスタ倒す

2022年12月22日 06:00

 後続の猛追をしのいだヴィクトワールピサ(左)=2010年12月26日

 「有馬記念・G1」(25日、中山)

 メッシ擁するアルゼンチンの優勝で幕を閉じた今年最大のスポーツの祭典・サッカーW杯。過去のW杯イヤーにおけるグランプリ覇者にスポットを当てて歴史を振り返る。

  ◇  ◇

 皐月賞を制し、3歳でグランプリに臨んだヴィクトワールピサ。秋は初めて海外に挑戦し、ニエル賞→凱旋門賞→ジャパンCと、今では考えられないハードなローテーションで決戦に駒を進めた。その上で、調教担当の松田助手は「フランスの時から走り方を変えようとしていました」と明確な課題を持ち、馬づくりを進めてきた。

 「人間で言えば、小さい女の子がヒールを履くと、骨が柔らかいからゆがんでしまう。馬も一緒で、(古馬になったら)姿勢を低くしようと。皐月賞はセンスだけで走っていましたから」と意図を説明。国内外で経験を積みながら、さらなる高みを目指して進化を求めた。

 迎えた年末の大一番。「やりながらも疲労を残さないように。有馬の時には精神、肉体、全てが完璧だったと思います」と仕上げ人が思い描いた通り、走り方を含めてもうひと回り成長。ベストと言える状態でターフに送り出した。

 レースは最内枠から好位をキープし、向正面でまくり気味に進出。逃げるトーセンジョーダンを4角でパスして先頭へ。そのまま押し切るか-。そう思われたが、大外から断然の1番人気だったブエナビスタが強襲。ラストは鼻面をそろえ、ゴールに飛び込んだ。

 約6分に及ぶ写真判定の末、軍配が上がったのはヴィクトワールピサ。「声が出ました。あのブエナを倒したぞ…と」。フォーム改造で手にした栄冠は、翌年のドバイワールドC制覇の偉業にもつながる勝利だった。

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