2022年の中央競馬も28日に最終日を迎えます。
先週から引き続き、最後も「中山・阪神」の2場開催。重賞は2歳勢による中距離王決定戦・ホープフルステークス(GI・中山・芝2000m)が行われます。
昨年の同レースでは、キラーアビリティが勝利。2着は有馬記念にも出走していた菊花賞3着馬ジャスティンパレスでした。
3年前にはクラシック三冠馬・コントレイルも勝利している出世レース。今年も来年のクラシックや重賞戦線で活躍する馬が上位となることでしょう。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。今週も膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、ホープフルSでの狙い馬を探します。
重賞や1勝クラスで勝った馬たちが上位人気になりそうですが、馬券的には面白そうなメンバーです。
上位人気になりそうな馬としては、まず前走・東スポ杯2歳S(GII・東京・芝1800m)1着のガストリック (牡2・美浦・上原博厩舎)。前走は5番人気ながらも鮮やかな勝利。一気に世代の頂点を目指します。
今回と同コースの葉牡丹賞(1勝クラス・中山・芝2000m)で1着となったミッキーカプチーノ(牡2・栗東・矢作厩舎)も人気上位確実。鞍上は絶好調の戸崎圭太騎手で、3連勝を狙います。
さらには前走・東スポ杯2歳Sで1番人気ながら3着と敗れたハーツコンチェルト(牡2・美浦・武井厩舎)。野路菊S(OP・中京・芝2000m)1着のファントムシーフは鞍上福永祐一騎手で参戦します。
その他にも百日草特別(1勝クラス・東京・芝2000m)1着となったキングズレイン(牡2・美浦・手塚厩舎)に、京都2歳S(GIII・阪神・芝2000m)1着のグリューネグリーン(牡2・美浦・相沢厩舎)など、どの馬が勝ってもおかしくないようなメンバーで2022年最後の中央GIが行われます。
【前走惜敗からの巻き返しに期待】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、ハーツコンチェルトでした。
同馬は父ハーツクライ・母ナスノシベリウス (母父アンブライドルドソング)という血統。姉にはアイリッシュムーン、アレグロモデラートなどがいます。
デビューは9月の2歳新馬戦(中京・芝2000m)。前評判が高かった馬で、単勝は1倍台の断然人気に支持されました。
レースでは前半控えながらも、スローペースを見越して早めの進出。直線入り口では2番手につけ、直線では2着馬をあっという間に置き去りにする豪脚で1着となりました。
この圧勝から、2戦目の東スポ杯2歳Sでも単勝オッズは1倍台の圧倒的人気。しかし、レースは出遅れが響いて後方からの競馬となり、直線では外目から上がり最速で追いこみましたが3着に敗れています。
とはいえ、勝ち馬からの着差は0.2秒と僅か。前回敗れたことで人気も割れそうで、狙い目となる可能性は十分にあるでしょう。
こちらは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定する前の予想となります。AIの最終予想が気になる方は、以下の「AI予想を見る」からご確認ください!
(netkeiba編集部)