ロジータ記念で6馬身差の圧勝を飾ったスピーディキック(撮影:高橋正和)
12月30日に大井競馬場で行われる東京シンデレラマイル(3歳上牝・SIII・ダ1600m)。東京大賞典が終わっても地方競馬はまだまだ続く。3日連続の重賞開催2日目はマイル女王決定戦。
今年はスピーディキックと古馬の対決に注目。春に南関東牝馬2冠を達成し、この秋は重賞2連勝。並みいる古馬を撃破し新たな女王の座につくか。発走予定日時は30日(木)の16時30分。主な出走馬は以下の通り。
■スピーディキック(牝3、浦和・藤原智行厩舎)
2歳時にはエーデルワイス賞と東京2歳優駿牝馬を制してNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞。3歳シーズンに入ると更に勢いを増し、桜花賞と東京プリンセス賞を制して牝馬2冠を達成。関東オークスは3着で惜しくも3冠はならなかったが、秋には戸塚記念とロジータ記念を連勝し世代トップの実力を改めて示した。重賞連勝の勢いに乗り、古馬撃破なるか。
■ダノンレジーナ(牝6、浦和・小久保智厩舎)
一昨年のJBCレディスクラシックで4着に入り、同年の東京シンデレラマイルで重賞初制覇を飾る。その後もエンプレス杯で4着入線を果たすなど、南関東の牝馬路線を牽引。昨年の東京シンデレラマイルも2番手から力強く抜け出しレース史上初の連覇を達成した。この秋は各地を転戦し重賞3連勝の活躍。衰えしらずの女王が得意舞台で3連覇を狙う。
■セパヌイール(牝7、大井・森下淳平厩舎)
JRAで3勝を挙げ、昨年春に南関東へ移籍。条件戦で好走を重ね、昨年10月のクイーンズオーディション、今年5月のネモフィラ賞と準重賞で2勝を挙げた。11月に行われた東京シンデレラマイルTRでは、直線入口で狭くなるシーンもあったが進路があいてからは鋭い伸びを見せ、最後は1馬身半差を付け勝利。トライアル快勝の勢いそのままに重賞制覇を目指す。
そのほかにも、レディスプレリュードとクイーン賞で地方馬最先着を果たしたリネンファッション(牝5、浦和・川村守男厩舎)、今年の東京プリンセス賞3着馬レディオスター(牝3、船橋・矢野義幸厩舎)などが出走予定。