22日、函館競馬場で行われたサマー2000シリーズ第2戦・函館記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、道中中団を追走した武幸四郎騎手騎乗の7番人気
エリモハリアー(セン7、栗東・田所秀孝厩舎)が、直線に向いて馬場の真ん中を伸び、9番人気
ロフティーエイムに1馬身差をつけて優勝。同レース3連覇を飾った。勝ちタイムは2分02秒8(良)。さらにクビ差の3着には2番人気
サクラメガワンダーが入った。1番人気の
アドマイヤフジは4着。
勝った
エリモハリアーは、父ジェネラス、母エリモハスラー(その父ブレイヴェストローマン)という血統。従姉に97年エリザベス女王杯(GI)を勝った
エリモシック、従兄に98年日経新春杯(GII)などを制した
エリモダンディーがいる。
05年函館記念で重賞初制覇を果たすと、その後も05年朝日チャレンジC(GIII)2着、06年金鯱賞(GII)3着など重賞戦線で活躍。昨年の函館記念で重賞2勝目を飾った。昨年の札幌記念(GII)5着以来となった前走の巴賞(OP)は11着に敗れていた。通算成績44戦9勝(重賞3勝)。
なお、平地における同一重賞3連覇は
セカイオー(56年〜58年鳴尾記念)、タップダンスシチー(03年〜05年金鯱賞-GII)に続く史上3頭目の快挙となる。
鞍上の武幸四郎騎手は、
メイショウトウコンで制した東海S(GII)に続く今年のJRA重賞4勝目で通算23勝目。管理する田所秀孝調教師は、
エリモハリアーで制した昨年の函館記念以来のJRA重賞5勝目となった。