◆第39回フェアリーS・G3(1月9日、中山・芝1600メートル、良)
3歳牝馬限定の重賞は16頭立てで争われ、単勝11番人気の
キタウイング(美浦・小島茂之厩舎、父
ダノンバラード)が杉原誠人騎手を背に、直線で内を突いて末脚を伸ばし、新潟2歳Sに続く重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は、1分34秒3。
頭差の2着に7番人気の
メイクアスナッチ(戸崎圭太騎手)、3着に6番人気の
スピードオブライト(石川裕紀人騎手)が続き、3連単は51万7430円の波乱の決着となった。
三浦騎手(
リックスター=5着)「初めての右回り、馬群の中での競馬。追い出した時に右に張るところがあってもたついた。そこがスムーズだったら」
田辺騎手(
アンタノバラード=6着)「結構引っ掛かっていたが、馬場傾向的にも下げたくなかった。手応えはわりと残っていたので、同じところで折り合いがついていけていたらもう少し踏ん張れたかも。きゃしゃだけどガッツがあって持っているものはいいものがある」
鮫島駿騎手(
ミシシッピテソーロ=7着)「いつもなら1、2列後ろだけどゲートを出てからのリズムが良かった。道中のリズムも良く、脚も残っていたけど、どこも空くスペースがなかった」
北村宏騎手(
イコノスタシス=8着)「スタートよく行くことができた。前に壁を作りたかったけど、前の馬がインコースに入って壁がなくなった。それで力むところがあったし、思ったより脚が使えなくて、伸びきれなかった」
横山琉騎手(
マイレーヌ=9着)「自分が(ハナに)行くと決めていたので、迷わず行ってどこまで粘れるかだった。最後は坂できつくなったけど、頑張ってくれた。自己条件なら」
岩田望騎手(
ミタマ=12着)「1600メートルは若干忙しかった。外枠でもあったし、下り坂でペースが速くなったところで置いて行かれてバラバラになってしまった。小さい馬でこれからの成長に期待したい」
Mデムーロ騎手(
ディヴァージオン=15着)「初戦は馬がピリピリしていて心配になるくらいだった。今日は道中から物見をして集中していなかった」
山田騎手(
ブルーイングリーン=16着)「道中ぶつけられるところがあった。スタートは良かったけどすぐに隊列も決まった。前に壁が作れれば。重賞で外枠は厳しかった。いい馬なので、枠と展開次第ではもっとやれていい」