【愛知杯予想】逃げ・先行馬が有利になりやすい一戦 カギとなるのは斤量変更の影響

2023年01月14日 06:35

ここでリスタートしたいアンドヴァラナウト(c)netkeiba.com

 中京競馬場2000mコースで行われる牝馬限定のハンデ戦。今年は50kgから56.5kgと上下差6.5kg差で行われる。このコースは坂の途中からスタートして馬場を1周と少々。そのためハイペースにはなりにくく、逃げ、先行馬が有利にレースを運ぶケースが多い。

 ◎アンドヴァラナウトはローズSの優勝馬で、秋華賞3着。昨年の当レースでは1番人気に支持されたものの11着と沈んだ。デビュー前から素質を高く評価されていた馬で、仮に、昨年の当レースに勝利していればそのままA級馬への道を歩んでいけそうな雰囲気だったが、その後は好走と凡走を繰り返している。ここはリスタートをかけた1戦。血統的には決して早熟タイプではなく、むしろキャリアを積まれることがプラスになりそうな背景を持った1頭だ。

 〇サンテローズは重賞初挑戦の6歳馬。ここまで順調に使うことができずに今回が9戦目という馬だが、それでも4勝をあげているように素質は重賞級。ハーツクライ産駒の大型馬で、母は本邦輸入種牡馬アルデバラン直仔の欧州重賞勝ち馬という血統だ。昨秋から、この馬としては順調に使えることができているのはプラスだが、冬場の大型馬というのは少々気になる材料だ。

 ▲ルージュエヴァイユは一昨年暮れのデビューながら2連勝でコマを進め、フローラS5着で、オークス6着。秋は条件戦を2連勝してオープン入りしている。重賞競走で連対実勢のない4歳馬であるために54kgのハンデとなったが、これは恵まれたともいえる。勝てば、今年は飛躍の年になりそうだ。

 △マリアエレーナは昨年の3番人気2着馬。昨年夏の小倉記念では牡馬を相手に5馬身差。この時同斤で3着だったジェラルディーナはその後オールカマー、エリザベス女王杯を連勝し、有馬記念3着。前走の天皇賞・秋も道中で不利を被りながらも大きくは負けていない。ただし420kg台の牝馬だけに56.5kgのハンデは微妙だ。

 △アートハウスはローズS、そして忘れな草賞の優勝馬。2番人気に支持されたオークスはスタート時刻が大きく遅れたアクシデントの影響がなかったとはいえず、また秋華賞も上手く脚が溜まらなかった印象だけに、ここは落ち着いてレースに臨めるかどうかがポイントになりそうだ。

 連覇を狙う△ルビーカサブランカは、その後は人気に応えられないレースを続けたが前走のチャレンジカップ2着で復活の兆し。夏競馬にも実績のある馬だが、冬は得意なシーズン。条件馬時代とはいえ55kgは経験済み。昨年比3kg増とはいえ大きく割り引く必要はなさそうだ。

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