<小倉12R>ヒノクニで勝利し笑顔を見せる今村聖奈騎手(撮影・西尾 大助)
 
 JRA史上初の女性騎手4人の競演が実現した、15日の小倉12R・4歳上1勝クラス(芝1200メートル)は、今村聖奈が騎乗した
ヒノクニ(牝4=深山)が制し、存在感を見せつけた。
 藤田菜七子が
エイシンディアデム(牝5=根本)、3年目の永島まなみが
タガノスペルノヴァ(牡5=川村)、同じく3年目の古川奈穂が
ハーディローズ(牝4=土田)に騎乗した一戦。2着
バトルシャイニング(牡4=本田)との競り合いを制した今村は、「レース前から
メディアの方々に取り上げてもらっていましたが、それは特に気にしていなかったです」としながらも、「ただ、誰にも負けたくないと思っていました。結果を出せてうれしいですし、これを弾みに頑張りたいと思います」と笑みを浮かべた。
 永島の
タガノスペルノヴァは7着、藤田の
エイシンディアデムが11着、古川の
ハーディローズが13着。ルーキーイヤーの昨年、女性騎手の年間最多勝(51勝)をマークした今村が、巧みな手綱さばきで先輩を抑えた。