「東海S・G2」(22日、中京)
主役は浦和記念で重賞初制覇を決めた
クリノドラゴン。序盤は後方の位置取りだったが、2周目の向正面に入って仕掛け、一気に押し上げると、直線で突き抜けて2馬身半差の完勝劇を披露した。2走前のJBCクラシックでは砂のトップクラスを相手に4着奮闘。G1の舞台でも通用することを証明した。重賞連勝で府中の頂上決戦へ。
対するは一昨年V、昨年2着の中京巧者
オーヴェルニュ。G1では少し足りないが、当地で重賞2勝をマーク。実績は1枚上だ。1週前追い切りでは、栗東CWで6F82秒2-12秒3を計時。中間は順調に乗り込んで、ここに向けて好仕上がりを見せる。明けて7歳を迎えたが、元気いっぱい。2度目の制覇へ突き進む。
プロキオンSで重賞初制覇を飾った
ゲンパチルシファー。向正面で自ら動いて直線半ばで先頭へ。ゴール前2着馬が猛追してきたが、しのぎ切った。その後は
シリウスSを予定していたが、フレグモーネを発症して回避。立て直しが図られた。1週前追い切りはまだ完調手前の印象だけに、最終追いの動きに注目だ。
みやこSは惜しくも2着に敗れた
ハギノアレグリアス。直線で窮屈になる場面があり、追いだしを待たされるロスが響いた格好だ。20年秋の屈腱炎発症から、長期休養を経て不屈の闘志でカム
バック。3走前の太秦Sで復活Vを遂げた。いよいよ重賞獲りに王手をかけた。