土曜小倉9Rの萌黄賞(3歳・1勝クラス・小倉芝1200m)は伏兵アウクソー(牝3、栗東・安田隆行厩舎)の激変を期待したい。

　ここ2戦はGIIIとオープン特別を使われ、ともに2桁着順に終わっているので、人気は下から数えた方が早そう。ただ、昨夏の新馬戦(福島芝1200m)を好時計で圧勝した事実を忘れてはいけない。少なくとも自己条件に戻る今回は警戒が必要だ。

　血統の後押しもある。サトノアラジン産駒の牝馬は、小倉芝1200mで[3-2-4-10]の好成績。人気薄も次々に馬券に絡んでいる。アウクソー自身、このコースの小倉2歳Sでは12着に沈んでいるが、当時は重賞で相手が強かった上に、外伸び馬場の内枠という不利な状況でもあった。適性なしと判断するのは早計だ。

　今回は少頭数、しかも牝馬中心のメンバー構成とあって、そこまでレベルは高くない。3着以内はもちろん、できればアタマまで突き抜けてもらって、高配当を提供してほしい。