デビュー戦を飾ったメイショウフジ(左、カメラ・荒牧 徹)
1月21日の中山6R・3歳新馬(ダート1800メートル、16頭立て)は、9番人気の
メイショウフジ(牡、美浦・和田勇介厩舎、父
ホッコータルマエ)が、豪快な差し切りを決めた。勝ちタイムは1分58秒5(稍重)。
飛び上がるようなスタートで1コーナーでは後方3番手。前半1000メートルが1分6秒6という超スローペースとなったが徐々にポジションを回復し、4角では11番手まで押し上げた。最後の直線ではただ一頭違う脚いろで前を猛追。急坂も力強く駆け上がると、懸命に粘り込みを図る1番人気の
コルサファターレ(テオ・バシュロ騎手)に並びかけると、半馬身前に出てゴールに飛び込んだ。
大野拓弥騎手は「周囲の雰囲気にのまれているところもあったので遅い流れが逆に良かったですね。外に持ち出してエンジンがかかってからは別馬のような走りでした。課題の多いなかで勝ってくれたのは良かったし、センスを感じます。距離はこれぐらいですかね。まだまだ良くなってくると思います」と今後に期待を込めた。