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【アメリカJCC】ノースブリッジは2年以上の在厩調整 ともに“馬作り”に取り組んできた岩田康誠騎手も感慨

2023年01月23日 07:15

復活の重賞2勝目を挙げたノースブリッジ

◆第64回アメリカJCC・G2(1月22日、中山・芝2200メートル)

 22日に行われたアメリカJCC・G2(中山)は4番人気のノースブリッジ(岩田康)が人馬一体となった走りで、復活の重賞2勝目を挙げた。

 会心の勝利に胸の高ぶりを抑えきれなかった。岩田康が満を持してゴーサインを出すと、ノースブリッジは鋭く反応。好位3番手から直線で堂々と抜け出して、追い上げてきたエヒトに3/4馬身差をつけて重賞2勝目だ。「心機一転、2023年にアメリカJCCで勝利できて、この馬にとって一歩踏み出してG1に届くようになれたと思う」と、名手はゴール直後に左手で派手なガッツポーズをつくった。

 デビュー2戦目で初コンビを組み、勝利した20年の葉牡丹賞以来、最近では珍しく同馬は丸2年以上も放牧に出されず、ずっと在厩で調整されてきた。関西から美浦トレセンまで駆けつけて調教に騎乗することも多かった鞍上は、厩舎と緊密に意見をすり合わせ、二人三脚で“馬作り”に取り組んできた。この日も向こう正面で後続勢がまくってきても、慌てることなく人馬の呼吸はピッタリ。「本当に厩舎であり、奥村武先生であり、この馬に対してずっと滞在(在厩)することをやってきて結果が出たのは、本当によかった」と、感慨もひとしおだ。

 厩舎で手塩にかけてきた奥村武調教師は「オーナーの理解もあってできること。オフの時間や調教量を落としている時に教育もできるし、本来はこうあるべきもの」と口にする。時々エキサイトするタイプの気性なだけに、人との信頼関係を築いてきたことは大きい。努力が報われたことは重賞2勝という結果が、何よりも物語っている。

 悲願のG1奪取へ、次走は大阪杯(4月2日、阪神)へ向かう。「本当に奥村武厩舎にお世話になっているので恩返しするのが自分の使命。G1の舞台に行って、勝利できるような騎乗であり、パフォーマンスを見せたい」と岩田康。個性派同士の絆は深まり、夢へ大きく近づいた。(坂本 達洋)

 ノースブリッジ 父モーリス、母アメージングムーン(父アドマイヤムーン)。美浦・奥村武厩舎の牡5歳。北海道新冠町・村田牧場の生産。通算12戦6勝。総獲得賞金は1億7391万6000円。主な勝ち鞍はエプソムC・G3(22年)。馬主は井山登氏。

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