昨年の宝塚記念は2着だったヒシイグアス(ユーザー提供:natsumiさん)
待望の復帰戦だ。2年前の覇者のヒシイグアス(牡7、美浦・堀宣行厩舎)が中山記念(4歳上、GII、中山芝1800m)でターフに帰ってくる。
一昨年の中山金杯で重賞初制覇を果たすと、続く中山記念も連勝。しかし、その後は順調に使えなかった。丸2年で僅か4戦。それでも一昨年の香港C、昨年の宝塚記念とGIで2度の2着があるように、現役屈指の能力は証明し続けている。キャリアが15戦と少ないので、年齢的な衰えもないだろう。
堀師は中山記念と相性が良く、これまでに延べ7頭の管理馬を送り込んで、16年ドゥラメンテ、17年ネオリアリズム、21年ヒシイグアスと3勝を挙げている。ヒシイグアスの今後のローテーションは明らかになっていないが、大阪杯や香港遠征など、GIが視野に入っているはず。まずは2年ぶりの勝利を掴み、大舞台に弾みをつけたい。