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【すみれS】アヴニールドブリエ 良血開花 スケールの大きさ感じさせる走り

2023年02月21日 05:30

さらなるステップアップを目指すアヴニールドブリエ(撮影・河野 光希)

 わずか登録6頭と盛況とはほど遠い阪神土曜10Rの「すみれS」。それでも、ないがしろにはできない。近年も少頭数すみれS勝ち馬から17年(7頭立て)クリンチャー、19年(6頭立て)サトノルークスと菊花賞2着馬が出ている。アヴニールドブリエは祖母がG15勝馬メジロドーベル。3戦2勝の内容も明らかに距離延びて良さそうなタイプ。秋までの道のりを長い目で見たい1頭だ。

 メジロドーベルは90年代後半を代表する牝馬。父メジロライアン、母メジロビューティーというメジロ牧場のハウス血統で、96年阪神3歳牝馬Sから97年オークスと秋華賞、98年と99年はエリザベス女王杯と2歳から5歳(当時は数え年で3〜6歳)の4年連続G1制覇。4年連続JRA賞を受賞した。

 大きな期待を背負って繁殖入りしたメジロドーベルだが、直子から重賞勝ち馬は出なかった。時代は移り変わり、メジロ牧場は11年5月に解散。ドーベルは同牧場を引き継いだレイクヴィラファームに移り、そこで生まれたのがレーヌドブリエ。ローズS(12着)にも出走し、通算4勝を挙げた。名牝の血は一代を経て開花することも珍しくない。レーヌドブリエが繁殖入りして2番子としてエピファネイアとの間に牡馬を産んだ。それがアヴニールドブリエメジロドーベルの孫が花咲く兆しを見せている。

 昭和・平成初期は、競走馬の距離とは延ばすものだった。最終的に中距離馬の評価が定着したメジロドーベルは芝1000メートルデビュー(1着)。今は違う。適した距離にこだわるのが令和流。アヴニールドブリエは3戦連続で2000メートル。新馬戦こそ3着に敗れたが、未勝利、1勝クラス連勝。前走は向正面から仕掛けてそのまま押し切り。粗削りながらスケールの大きさを感じさせた。中距離以上の適性は間違いない。宮田師は「前走は強引な競馬でも勝ち切ってくれた。以前は不真面目なところがあったが、少しずつ集中力が出てきた」と確かな成長を感じ取る。今回は1Fの延長だが「延びるのはいいと思う」と長めの距離に自信を見せる。

 「素質的には引けを取らないし、賞金を加算して重賞に向かいたい」と前向きに締めくくった。距離適性への自信、少頭数のリステッド競走というレース選択。必勝態勢だ。確実にステップアップしていく戦略で、クラシック獲りを狙っている。

 ▽すみれステークス 「すみれ」の名がJRA3歳のレースに登場したのは84年3月25日、「すみれ賞」で、勝ち馬はのちの重賞4勝馬ニシノライデン。88年勝ち馬スーパークリーク(菊花賞など)。89年と91年以降は「すみれステークス」となり、早春の阪神芝2200メートルオープンとして定着。96年勝ち馬フサイチコンコルド、04年同キングカメハメハはダービー制覇。19年からリステッド競走。 

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