G1・5勝の名牝、ライフズマジックが死亡

2007年08月22日 11:40

 現地時間21日、85年のBCディスタフなど米G1を5勝した名牝ライフズマジック Life's Magic(牝26)が、米・ケンタッキー州のトラックサイドファームで老衰のため死亡したことがわかった。

 同馬は父Cox's Ridge、母Firewater(その父Tom Rolfe)という血統の米国産馬。82年のキーンランドセプテンバーセールにて31万ドルで落札されていた。

 現役時代は2歳時の83年オークリーフS(米G1)で重賞初制覇。3歳時はマザーグースS(米G1)、アラバマS(米G1)、ベルデイムS(米G1)を制しエクリプス賞3歳牝馬チャンピオンに、4歳時もBCディスタフ(米G1)を6.1/4馬身差で圧勝し、エクリプス賞古牝馬チャンピオンに選ばれている。通算成績32戦8勝(重賞7勝)。

 引退後繁殖入りして14頭の仔を生み、9頭が出走し7頭が勝ち上がったが、今年のアルフレッドG.ヴァンダービルトH(米G2)で3着したサイモンピュア Simon Pureが目立つ程度で、母としては平凡な成績となっている。06年に不受胎したあと繁殖生活から引退し、余生を送っていた。日本には娘のアルシャータ(父Mr.Prospector)が繁殖牝馬として輸入されている。

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