関西では清水久厩舎が送る2連勝中のルーフが、コナコースト(4日のチューリップ賞2着)に続く桜花賞優先出走権を狙う。

　ダイワメジャー産駒ルーフはスプリント戦で連勝中。前走・萌黄賞は道中3番手で脚をため、馬場の真ん中からグイグイ脚を伸ばして抜け出した。担当の白浜助手は「休み明けで少し体は緩いかな、と思ったけど想像以上のパフォーマンスでした」と評価する。

　中間は鳥取県の大山ヒルズで短期放牧を挟み、先月25日に帰厩した。1週前追いは藤岡康を背に坂路でいっぱいに追われ、4F51秒8〜1F11秒5の自己ベスト。同助手は「カイ食いが良く体が丈夫だし、以前と比べてトモの張りがパンとした」と成長ぶりに目を細める。

　母ラスエモーショネスは札幌芝1500メートルで初勝利を挙げた。芝7Fはデビュー2戦目の未勝利戦3着以来だが「道中でためが利くようになっているし、当時とは馬が違う」と期待を口にする。清水久厩舎は先週のチューリップ賞で6番人気コナコーストが2着に入り、桜花賞の優先出走権をゲット。2週連続で権利獲得へ、今週も目が離せない。